電子レンジのアース線を接続する際に、「アース線にはどんな種類があるのだろう?」「電子レンジにはどのアース線を選べばいいのだろう?」と疑問に思うことがあるかもしれません。アース線にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。ここでは、アース線の種類と選び方、そして電子レンジに適したアース線について解説します。アース線は、電線の種類としては、IV線(Indoor Vinyl wire)と呼ばれるビニル絶縁電線の一種です。IV線には、単線とより線があります。単線は、1本の太い銅線で構成されており、硬くて曲げにくいのが特徴です。より線は、複数の細い銅線を束ねたもので、柔らかくて曲げやすいのが特徴です。電子レンジのアース線には、より線を使用するのが一般的です。より線は、単線に比べて柔軟性があり、取り回しがしやすいというメリットがあります。また、断線しにくいという特徴もあります。アース線の色にも注意が必要です。電気工事の規定では、アース線には緑色または黄緑色の被覆を使用することが定められています。これは、他の電線と区別しやすくするためです。したがって、電子レンジのアース線を選ぶ際には、緑色または黄緑色の被覆のIV線(より線)を選ぶようにしましょう。アース線の太さ(断面積)も重要なポイントです。アース線の太さは、使用する機器の消費電力に合わせて選ぶ必要があります。電子レンジの場合、一般的には1.25sq(平方ミリメートル)または2.0sqのアース線が使用されます。より線の導体の直径ではそれぞれ約1.6mmと約1.8mmです。アース線は、ホームセンターや家電量販店などで購入できます。必要な長さに切って販売されていることが多いので、電子レンジの設置場所からアース端子までの距離を測って、適切な長さのものを選びましょう。もし、自分でアース線を選ぶことに不安がある場合は、お店のスタッフに相談することをおすすめします。電子レンジの型番や設置場所などを伝えれば、適切なアース線を選んでくれるでしょう。